岡寺について

奈良県の明日香村、盆地を見下ろす丘の中腹に立つ真言宗豊山派寺院。別名を「龍蓋寺」ともいう。

天武天皇の皇子である草壁皇子が住んだ岡宮の跡に、僧・義淵が創建したものと伝わる。寺の本尊は、本堂に安置されている如意輪観音像。像高4.6mという日本最大の塑像で、奈良時代の作。重要文化財に指定されている。この本堂から西側の細い道を抜けていくと、小高い丘の上に三重塔が建てられている。昭和61年に再建された見た目も新しい塔で、ここまで来ると麓ののどかな風景が楽しめる。本堂から三重塔までの道中には、この寺の開基・義淵僧正の廟所がある。義淵は日本法相宗の祖であり、門下には良弁や行基、玄昉、道鏡といった高僧がいる。義淵はその昔飛鳥の地を荒らす悪龍を池の中に封じて大きな石で蓋をしたという伝説を持っており、境内には「龍蓋池」と呼ばれる池もある。義淵の肖像彫刻である『木心乾漆義淵僧正坐像』は奈良時代の作で国宝に指定されており、現在は奈良国立博物館に寄託されている。


正式名称 岡寺
別称 龍蓋寺
宗派 真言宗豊山派
本尊 如意輪観音
所在地 高市郡明日香村岡806
電話番号 0744-54-2007
公式サイト http://www.okadera3307.com/

付帯情報

交通案内 最寄り駅からの交通
近鉄 橿原神宮前駅又は飛鳥駅
明日香周遊バス 岡寺前下車 歩10分
MAP
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駐車場情報 岡寺門前駐車場 500円  77台  ※民間駐車場です。
車椅子による見学
拝観・開館時間 12~2月 8:00~16:30  3~11月 8:00~17:00
見学所要時間 40分
休日・休館
料金 大人:300円 高校生:250円 中学生:150円 小学生:無料
備考