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奈良のおみやげ

観光地へ来たら買って帰りたいのはやっぱりおみやげ。奈良にはふる~い歴史の中から生まれたたくさんの名物、特産品があります。奈良の自然や歴史、文化に育てられた自慢の逸品ぞろいです。いろいろある中からいくつか取り上げてみましたので、おみやげ選びの参考にしてみてください。

奈良漬け

奈良名物といえばやっぱり奈良漬。うりや胡瓜などの野菜を酒粕に漬けてできる漬物で、その起源は1300年前に遡ります。

奈良時代には「かす漬け」と呼ばれていたそうで、奈良市内のデパート建設の現場で昭和63年に発掘調査された、長屋王の邸跡から見つかった木簡に『加須津毛瓜』の名が記されています。当時は貴族の高級食だったようですが、江戸時代に入ると広く庶民にも愛される食品になりました。現在の名称に変わったのはその江戸時代で、糸屋宗仙という奈良の漢方医が名付けたそうです。

吉野葛

葛はマメ科の蔓性多年草で、秋の七草のひとつ。蔓は布の繊維に、花は二日酔いの薬に、根は漢方薬に、葉は家畜の飼料にそれぞれ利用されてきました。

また万葉集でも詠まれているように、葛は古来より人々の生活に密着したものとして親しまれてきました。その葛根からとれる本葛粉が本格的に和菓子などで使用されるのは、江戸時代中期以降になります。

奈良・吉野地方は、良い水があることや、寒冷な土地であること、雑木林の山に囲まれていたことなど、葛粉の精製に適した地形を備え、「吉野晒し」という伝統の製法でつくられた「吉野本葛」の品質はその優秀さで知られています。この葛粉を練ったお菓子やくずもち、くずきりなど、本場吉野葛を使った良質のお菓子もお土産に人気です。

柿の葉すし

柿の葉でひとくち大のさばや鮭などの寿司を包んで押した郷土料理。

江戸時代の中頃、高い年貢を課せられた紀州の漁師が、金の捻出のため、熊野灘でとれた夏さばを塩でしめ、峠越えして吉野川筋の村へ売りに出かけたところ、おりしも吉野川筋の村々の夏祭りと重なり、以来、夏祭りのごちそうとしてふるまわれたという言い伝えがあります。

柿の葉は、タンニンが多く緑色があざやかな渋柿の葉が使われます。柿の葉の香りがほのかに広がる独特の味わいが人気です。東吉野地域では、山に自生している朴の葉を柿の葉のかわりに使い「朴の葉寿司」を作ります。

三輪素麺

奈良県桜井市の三輪地方は素麺発祥の地とも言われます。

室町時代には、南都諸寺院などの間で非常食や贈答品として珍重された大和国の三輪素麺。一般的に広く食べられるようになったのは、近世以降のこと。『日本山海名物図会』にも「大和三輪素麺、名物なり、細きこと糸のごとく、白きこと雪のごとし、ゆでて太らず、他国より出ずる素麺の及ぶところにあらず」と書かれています。今も極寒の頃、良質の小麦と塩、水、綿実油だけを原料に伝統の手延べで作られています。

奈良晒

奈良晒(ならさらし)が麻織物の一級品として広く認められたのは、天正年間に、清須美源四郎が従来の晒法の改良に成功し、その品質の高さから、僧侶や神官の衣装だけでなく武士の裃などに用いられるようになったことからでした。徳川家康も絶賛し、保護したことから産業として発展しました。

清楚で気品のある風合いは狂言や舞楽の衣装に使われてきましたが、最近はのれんやテーブルクロス、かばんやハンカチなど多彩な製品が生まれていて、とてもお洒落です。

奈良筆

奈良筆は、遣唐使として唐に渡った空海が修めた技法を、帰国後に大和国今井の住人に伝えたことに始まるとされます。

その後、文房具の一つとして筆の需要が高まるとともに、材料に幾種類もの毛を選んだり、獣毛の性質を活かして組み合わせたりするようになっていきました。今では、奈良以外の生産地もありますが、奈良筆ブランドの高さは多くの書家の方々に愛されていることからもわかります。

奈良墨

仏教の布教で経典の需要が高まり、筆記や写経、木版刷りに必要な墨が奈良の寺社などで作られるようになりました。なかでも興福寺は豊かな財力を背景に、室町時代には墨の生産などを一手に担うようになっていたようです。その後、民間の製墨所が次々に誕生し、江戸中期には40軒を数えるまでになりました。その頃から奈良墨は、奈良見物のお土産として人気だったそうです。今も残る製墨所には昔ながらの墨づくりを体験できるところもあり、再び注目を集めています。

奈良のイベント

4月
21
2018
終日 北円堂特別開扉 興福寺 北円堂
北円堂特別開扉 興福寺 北円堂
4月 21 – 5月 6 終日
北円堂内陣にて、運慶晩年の傑作・弥勒如来坐像や無著・世菩薩像などの国宝を拝観できます。 拝観時間は9時~17時まで(受付終了は16時45分)
5月
19
2018
3:00 PM うちわまき 唐招提寺
うちわまき 唐招提寺
5月 19 @ 3:00 PM – 4:00 PM
午後1時より法要 午後3時から鼓楼からハート型の団扇を参拝者にまく 遭難・火難の魔除けにご利益があるといわれる
6月
5
2018
終日 国宝十一面観音像特別開扉 法華寺
国宝十一面観音像特別開扉 法華寺
6月 5 – 6月 10 終日
法華寺にて、国宝・十一面観音像が特別開扉されます。 平安初期彫刻の傑作で、光明皇后をモデルに作られたとも伝わる美仏です。 通常は御前立ちの拝観のみですが、年に3度の期間中だけの特別開扉となります。 この機会に是非お参りください。 拝観時間 09:00 ~ 17:00 拝観料金 大人1000円、中学生700円、小学生400円(本堂国宝十一面観音、慈光寺、華楽園の共通割引券)  
7月
5
2018
8:00 AM 俊乗忌 俊乗堂
俊乗忌 俊乗堂
7月 5 @ 8:00 AM
鎌倉時代に「造東大寺大勧進」として大仏殿をはじめ東大寺の伽藍を復興され86歳でその生涯を終えられた俊乗房重源上人の御忌にあたる法要。 この日は俊乗堂が特別公開され、国宝・俊乗上人坐像や、快慶作と伝わる阿弥陀如来像を拝むことが出来る。
7月
7
2018
終日 興福寺三重塔特別公開 興福寺
興福寺三重塔特別公開 興福寺
7月 7 終日
毎年7月7日は、興福寺の国宝・三重塔が特別開扉され、窪弁財天像などが拝観できます。 当日は10時から法要が行われます。   拝観時間は9時~16時  

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