月ヶ瀬梅渓梅まつり!
ここ数日の暖かな気候に誘われて、奈良の各所で早くも梅の花が咲きだしました。今回はその中でも県内随一の梅の名所をご紹介します。
関西随一の梅の名所「月ヶ瀬梅林」
奈良市月ヶ瀬(旧:月ヶ瀬村)は、江戸時代、紅花染めの原料に必要な鳥梅の一大生産地でした。最盛期には10万本ほどの梅が生育されていたようですが、合成染料の登場により紅花染めは衰退しました。その後は懸命な保存活動により関西随一の梅の名所言われるまでとなり、多くの観光客の目を楽しませてくれています。
中央に五月川が流れる渓谷にある月ヶ瀬。「月ヶ瀬梅林」は月ヶ瀬尾山とその周辺に拡がる梅林の総称ですので、実際には複数の梅林がありどれも綺麗ですが、梅林越しに五月川を見下ろす「一目八景」の景観は特におすすめです。標高が高い分、平地の梅より遅咲きですので、3月下旬まで見頃が続きます。梅林各所で便利な「月ヶ瀬ウォーキングマップ」が配布されています。結構広いので地図を見ながら効率よく見て回ることをおすすめします!
※画像は2017年撮影のものです。
※2021年は月ヶ瀬口駅からの臨時バスが中止となりました。お気を付けください。
- 所在地: 奈良市月ヶ瀬尾山
- 電話番号: 開花状況のお問い合わせ/月ヶ瀬観光会館 TEL:0743-92-0300、奈良市月ヶ瀬行政センター TEL 0743-92-0131
- 開花状況(月ヶ瀬観光協会) http://www.tsukigasekanko.jp/umefes/umekaika/
- 奈良市観光協会 https://narashikanko.or.jp/spot/nature/meisho-tsukigasebairin/
「福は内!鬼は内!」【元興寺】
2023年2月2日 行事
みなさま、こんにちは。奈良観光ガイドです。
正月行事や山焼きも無事に終わり、奈良公園、次の大きな行事は節分です。豆まきを行うお寺も多いので時間の合う方は参加してみてはいかがでしょうか?さて豆まきといえば「鬼は外!福は内!」の掛け声が一般的ですが奈良市元興寺からは少し変わった掛け声が聞こえてきます。
「福は内!鬼は内!」
「福は内、鬼は内」聞きなれない掛け声です。元興寺は八雷神や元興寺の鬼(ガゴゼ)の発祥の地であるため近年あえてそう呼ぶようになり、「福は家の内に入るように」「鬼は自分の内から出るように」という意味が込められているそうです。
左上の画像は以前、奈良ひがしむき商店街で展示されていました。力強い「鬼」の書は棟方志功画伯の作。節分の豆まきは元興寺さん以外にも行われますので、時間の許す限り巡ってみてはいかがでしょう?どこかでせんとくんと逢えるかも??
元興寺
正午12:00〜極楽堂内 法要 特別祈願(不動法) お練り
13:00〜境内 柴燈大護摩供 境内 火渡り秘供
15:00〜舞台 豆まき(※令和5年の節分会では豆まきは行われません。)
- 所在地:〒630-8392 奈良県奈良市中院町11
- 電話番号: 0742-23-1377
- 営業時間:09:00〜16:30
- 定休日:無休
- HP:http://www.gangoji.or.jp/
古都を彩る! 【若草山 山焼き】
2023年1月22日 行事
1月の第四土曜日、奈良公園の若草山では山焼きが行われます。今年2023年は28日に行われます。奈良を代表する行事のひとつです。
普段落ち着いた雰囲気の奈良公園も「山焼き」の日は大変混雑します。お土産もの屋さんの並ぶ若草山の麓も屋台が出店しいつも以上の活気です。多くのお店が若草山を望む建て方をしているため、山焼きの日山麓のお店はまさに「特等席」です。
まずは花火が上がり古都の夜空を彩ります。旅行客の方も地元の方も一緒に歓声をあげて空を眺めます。15分ほど花火が続きクライマックスの大きな花火が上がったあと、厳粛な空気の中いよいよ山焼きがはじまります。
若草山 山焼き
若草山山焼きの起源は「若草山の周辺社寺、春日大社、興福寺、東大寺の領地争い」「春の芽生えをよくするための野焼き」「山焼きをしないと災厄が起きるため」など諸説ありますが、どの説が正しいのかは定かでありません。春日大社・興福寺・東大寺によれば「若草山山頂にある前方後円墳(史跡:鶯塚古墳)の霊魂を鎮めるための祭礼」とのことです。
一時期中断していた時期があるものの大昔からずっと行われてきたという事実と、その意味や背景を考えると歴史にロマンを感じます。
ぜひ、「若草山山焼き」間近でご覧ください。毎年1月の第四土曜日です!
【矢田寺】あじさい園
雨が多い梅雨の時期なかなか「出かけよう!」という気分にはなりませんが、この時期だからこそ御覧いただきたいイチオシスポットがあります。毎年この時期には全国から多くの方が訪れるアジサイのお寺、矢田寺です。正式名称は金剛山寺ですが、その美しいアジサイから奈良では「あじさい寺」と親しまれています。
あじさい園
60品種10000株のアジサイが育てられており、迷路のような細い道をずっとアジサイに囲まれながら散策できます。じっくりと時間をかけて観てまわるコースと、10分程でご覧いただける短めのコースもあります。
梅雨の時期がいちばんの見ごろです!
- 所在地:〒639-1058 奈良県大和郡山市矢田町3549
- 電話番号: 0743-53-1445
- HP:http://www.yatadera.or.jp/
【東大寺】2021年初詣参拝まとめ
2020年12月30日 行事
みなさまこんにちは、奈良観光ガイドです。
新型コロナウイルスが依然として猛威を振るう中、
奈良県内の各寺社でも新年初詣の参拝について対応が迫られております。
その中で今回は東大寺さまの2021年初詣参拝についての情報をまとめてみました。
【除夜の鐘】
元日午前0時より実施するが、一般参拝者は鐘撞き不可
【大仏殿】
元日午前0時~8時まで無料参拝。
今年は通常の入堂口から列に並び消毒を受けてからの入場。
【二月堂】
元日午前0時~2時までの間、一方通行の参拝経路となる。
なお、例年1月3日と5日にふるまわれる「坊雑」は中止されるそうです。
以上、東大寺2021年初詣参拝についての情報です。
なお、東大寺様はできるだけ三が日の参拝を控えていただくようお願いされております。
皆様もご理解ご協力をお願い致します。
来年も良い年でありますように。