法輪寺について

奈良県生駒郡斑鳩町の北方に位置する寺院。

この地には昔聖徳太子ゆかりの3つの井戸があったため三井という地名になっており、法輪寺は別名を三井寺ともいう。その3つの井戸のうちひとつは今も現存し国の史跡に指定されている。創建は622年、聖徳太子の子である山背大兄王が太子の病気平癒を祈って建てたという説がある。東に金堂、西に塔を配置する法隆寺式伽藍で、金堂は江戸時代再建。塔は三重塔で、7世紀末頃の建立とされる大変貴重な建築物であったが、1944年7月21日、落雷により焼失。避雷針は太平洋戦争中の金属供出で撤去されていた。現在の塔は1975年、作家の幸田文らの尽力により集められた寄金で西岡常一棟梁が再建したもの。講堂は現在収蔵庫になっており、内部には旧金堂本尊・薬師如来像と虚空蔵菩薩像という飛鳥~白鳳期の仏像と、十一面観音像、弥勒菩薩像、地蔵菩薩像など平安期の仏像が並び立っている圧巻の光景。また講堂裏にある妙見堂には聖徳太子感得と伝わる妙見菩薩像が安置され、毎年4月15日の妙見会式にて開扉される秘仏となっている。


正式名称 法輪寺
別称 三井寺
宗派 聖徳宗
本尊 薬師如来
所在地 奈良県生駒郡斑鳩町三井1570
電話番号 0745-75-2686
公式サイト http://www1.kcn.ne.jp/~horinji/

付帯情報

交通案内 [奈良交通バス]:中宮寺前バス停下車 徒歩15分
法隆寺(夢殿)より徒歩15分
MAP
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駐車場情報 無料駐車場有
車椅子による見学
拝観・開館時間 3月~11月末日 8:00~17:00
12月~2月末日 8:00~16:30
見学所要時間 30分
休日・休館
料金 大人:500円 中高生:400円 小学生:200円
備考