みなさまこんにちは、奈良観光ガイドの佐藤です。

1264回目の修二会本行も無事に終わり、もう間もなく奈良にも春がやってきます。最近の気温も22度と2週間前に雪が降っていたとは思えないほどの変わりようです。

この時期、奈良公園のあちらこちらで梅の蕾がひらきはじめています。大仏殿と南大門を結ぶ表の参道から南に徒歩3分ほどで到着することができる片岡梅林は、ちょうど見ごろをむかえています。

「梅」は中国四川省が原産地で、日本に渡来したのは8世紀頃だといわれています。その素晴らしい香りと色彩はすぐに宮廷の人々を魅了して奈良の都にも多くの梅が植えられました。現代では花見といえば桜を思い浮かべますが、奈良時代、花見といえば梅を見ることだったそうです。

鹿とお花見

また、枝垂桜で有名な奈良の「氷室神社」境内。「奈良国立博物館」前の広場、国指定の文化財にも指定されている名勝、「依水園」でも美しい梅がご覧いただけます。

桜の花見の前にぜひ梅の花見も奈良でお楽しみください。


片岡梅林

    • 所在地:〒630-8301 奈良県奈良市 高畑町1149
    • 奈良交通バス「春日大社表参道」より徒歩1分