「万燈供養会」とは?

「万燈供養会(まんとうくようえ)」は、東大寺大仏殿で毎年お盆の夜に営まれる法要です。およそ2,500基の灯籠が参道や大仏殿の回廊に並び、参拝者が献灯しながら祖先を偲び、世界平和を祈ります。

  • 日付:毎年 8月15日
  • 場所:大仏殿とその周辺
  • 規模:灯籠 約2,500基が点灯

当日の見どころ

1) 献灯

参拝者は献灯料(例:500円)を納め、灯籠に火をともすことができます。灯籠には家族の名前や願い事を記すことも可能です。

2) 大仏殿の夜間拝観

この日だけ、大仏殿の扉が大きく開放され、夜間に大仏さまのお顔を拝することができます。荘厳な姿が灯明の光に浮かび上がります。

3) 法要・読経

僧侶による読経と法要が営まれ、参拝者も共に祈りを捧げます。

参拝のポイント

  • 混雑:夜の行事のため19時前後は特に混雑。開始直後または20時以降が比較的落ち着きます。
  • 持ち物:夏の夜でも蒸し暑いことが多いため、飲み物・うちわ・歩きやすい靴を。虫よけもあると安心。
  • 写真マナー:三脚使用やフラッシュ撮影は控え、周囲に配慮しましょう。

アクセス

最寄り 近鉄奈良駅から徒歩約20分/JR奈良駅・近鉄奈良駅から奈良交通バス「大仏殿・春日大社前」下車、徒歩約5〜10分。
所在地 〒630-8587 奈良県奈良市雑司町406-1(東大寺大仏殿)
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参拝マナー・お願い

  • 堂内での私語・通行の妨げになる行為は控えましょう。
  • 撮影マナーを守り、他の参拝者の迷惑にならないよう配慮を。
  • ゴミの持ち帰り・自然保護にご協力ください。

 

© 解説:東大寺「万燈供養会」ガイド