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INTERVIEW
ガイドとしての原点
杉本 和也

 

 小学四年生のころ、家にあった奈良の観光雑誌を見ていると、あるものが目に飛び込んできました。みうらじゅんさんが描いた仏像のイラストです。仏像といいますと、「仏像=大仏」であったり、難しくて高尚なイメージを抱きがちです。しかし、そのイラストでは多種多様な仏像がカラフルに彩られていて、まるで漫画のキャラクターのようでした。そのカジュアルさに衝撃を受け、「これは面白そう。せっかく奈良に住んでいるのだから」と仏像の世界へと飛び込みました。

 お寺巡りのお伴は祖父母です。一緒に観ていると「この仏像は何?どのような意味があるの?」とよく尋ねられました。本や見物で得た知識を誰が聞いても分かるように咀嚼し、自分の言葉で説明する。今思うと、この体験が私のガイドとしての芽生えだったのかもしれません。

 仏像は信仰の対象ですが、それを「観る」という行為は明治期に始まったもので、当時は知識人のなかで共有されていました。今なお存在する高尚で難しいという仏像のイメージを払拭するべく、私は専門用語も分かりやすい言葉で、お客様が親しみやすさを感じられるようなご案内を心がけます。

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