松尾寺について
奈良県大和郡山市、松尾山の中腹にある寺院。
天武天皇の皇子、舎人親王が718年、42歳の厄除けと日本書紀編纂の完成を祈願して建立したと伝わる。日本最古の厄除け霊場として知られるお寺で、全国各地から参拝者が訪れる。特に2月と3月の初午の日には大きな賑わいを見せる。松尾寺は法隆寺の北方に位置するため、中世以降法隆寺別院とも称された。現在も法隆寺東大門から斑鳩神社を通り松尾山へ参詣できる道が存在する。本堂は室町時代初頭に再建されたもので、中世の大型仏堂の貴重な遺構である。須弥壇上の厨子には鎌倉時代作の本尊・千手観音像が納められており、毎年11月3日だけ開扉される秘仏となっている。参拝は車で山門前まで登れるが、渓谷沿いの坂道を歩くと古い石仏にも出会うことができる。
付帯情報
| 交通案内 | JR大和路線大和小泉駅東口から近鉄郡山駅行バス または近鉄郡山駅から小泉駅東口行バス「松尾寺口」下車、徒歩約2km |
| MAP | 大きな地図で見る |
| 駐車場情報 | 無料 第一駐車場(門前) 第二駐車場(中腹) |
| 車椅子による見学 | |
| 拝観・開館時間 | 9:00~16:00 |
| 見学所要時間 | 30分 |
| 休日・休館 | |
| 料金 | 300円 |
| 備考 |




