東大寺について

若草山麓に位置する華厳宗の大本山。「奈良の大仏」で知られる盧舎那仏を本尊としている。

741年、聖武天皇は「国分寺建立の詔」を発し、東大寺は大和国国分寺、また全国60余か国の国分寺の中心をなす総国分寺に位置付けられた。奈良時代には金堂大仏殿の他、東西2基の七重塔を含む大伽藍が整備されたが、中世以降、二度の兵火により多くの建物を失った。

【世界最大級の木造建築】

現存する大仏殿は江戸時代の再建で、創建当初のものと比べると約3分の2程度に縮小されているが、それでも現存世界最大級の木造建築物である。本尊・盧舎那仏坐像は743年、聖武天皇により紫香楽宮にてその造立の詔が発せられた。その2年後、都が平城京に戻ると改めて現在の場所にて大仏造立が始められ、752年には大仏開眼供養会が盛大に執り行われた。奈良時代は決して安定した時代ではなく、聖武天皇在位中にも天然痘の猛威、旱魃による飢饉、大地震など、相次ぐ社会不安にさらされた。国分寺建立や大仏の造立にはそうした社会不安を取り除き、国を安定させたいという願いがあったのだろう。


正式名称 東大寺金堂
通称 大仏殿
宗派 華厳宗
本尊 盧舎那仏
所在地 奈良県奈良市雑司町406-1
電話番号 0742-22-5511
公式サイト http://www.todaiji.or.jp/

付帯情報

交通案内 JR・近鉄
奈良駅
市内循環バス
大仏殿春日大社前下車 歩5分
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駐車場情報 なし(周辺の有料駐車場利用)※観光バスは奈良公園バスターミナル(要予約)
車椅子による見学 可能(入口別)
拝観・開館時間  4~10月 7:30~17:30  11月~3月 8:00~17:00
見学所要時間 60分
休日・休館
料金 大人:600円 小学生:300円
備考